香港航空、客室乗務員150人超に解雇通知

中国本土の海航集団(HNAグループ)傘下にあり、経営難に陥っている香港の航空大手、香港航空(ホンコン・エアラインズ)は19日、客室乗務員150人余りに解雇を通告した。全従業員の1割に当たる400人を解雇する人員整理計画の第1弾となる。20日付香港経済日報などが伝えた。

3月18日付で解雇する。同社は対象となる従業員と今後、金銭補償に関する協議に入る予定。

香港航空は先ごろ、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を背景とした旅客需要の落ち込みが経営に打撃を与えているとして、香港や海外で勤務する400人を解雇することを決定。人件費を抑えるため、香港ベースの地上職員には2月17日から6月30日まで月2週間以上の無給休暇を取得するか、勤務日数を週3日とするよう要請している。解雇の対象にならなかった客室乗務員に対しても今後、無給休暇の取得を要請する見通しだという。